ツカサ重機の仕事を一言で言うと
船舶クレーンを
設計・製造・販売・保守するのが
ツカサ重機の仕事です
陸から船へ、または船から陸へ
積載貨物を積み替える港湾での荷役作業に用いられる重機を
自社スタッフで設計し、
部品製造から組み立てまでを自社工場で行い、船舶への設置、
設置後のメンテナンスまですべてを行っています。
「船舶クレーン」「船上クレーン」「ガットクレーン」などと呼ばれるこの大型重機を製造・販売しているのは日本で2社。
ツカサ重機の船舶クレーンは「マリンクレーン」という名を持ち、昭和58年(1983年)から今に至るまで、お客さまから信頼を得ています。
ツカサ重機のセクション別仕事紹介
営業
お客さまから問い合わせがあった際の一番の窓口になるのが営業です。ツカサ重機のお客さまは日本全国にいらっしゃいますので、打ち合わせで日本全国津々浦々に出かける機会があります。
ツカサ重機では、営業の一番の仕事は「お客さまの話をよく聞く・よく知ること」です。お客さまの希望や課題を知らずしては、喜んでもらえる製品をお渡しできません。お客さまのことを知るためには、訪問するスタイルが最善だと考えています。
加えて、現在はネット環境が整備され、メールでのやりとりも増えました。
マリンクレーンを動かす環境や、設置する船舶の状態などをしっかり見極め、大まかに提案をして、社内に持ち帰り、設計にバトンを渡します。
設計
営業社員がヒアリングした内容をもとに、設計をします。
ツカサ重機のマリンクレーンは、従来型であるハイパワー方式「LGP」と、電子制御で操作をシンプルになった「EP」の2種類ですが、搭載する船舶ごとに設計が必要です。
船の仕様がそれぞれ違うことや、予算や耐用年数など、お客さまごと(船舶ごと)に条件が違うためです。
また、「海上で動作する」という条件は、積載重量の軽減、塩害によるダメージの軽減などに配慮する必要があるため、陸上で稼働する重機や機械とは違う難しさがあります。
設計社員は設計室でCADに向き合い淡々と仕事をしていますが、自分の中の理想をうまく描けることができた時、静かな喜びを得ています。
製造
ツカサ重機のセクションの中で大所帯なのが製造です。
広い敷地の工場で、さまざまなマシンを駆使して鉄のかたまりを、切断・研削・研磨・焼入などの工程を経て、マリンクレーンの部品を一つひとつ仕上げていきます。
その部品を溶接でつなぎ合わせ、組立を行い、各パーツに仕上げます。
製造スタッフは、それぞれ担当を任されています。ミリ単位の数値指定を行えるマシンは、とてもデリケートですので、大切に扱います。
サービス
マリンクレーンの完成は工場だけでは完結しません。
搭載する船舶の上で、様子を見ながらパーツを組み立てて完成させます。
この作業は熟練が必要ですので、ベテランスタッフは頼もしい存在です。また、若手スタッフもフットワークの軽さを武器に活躍しています。
マリンクレーンの設置が完了したら、必ず国の検査を受けます。
その間も、一緒に立ち合い、不具合がないかどうかをしっかり監視します。
設置・納品作業は、サービスにとっては「スタート」でしかありません。これから長いお付き合いで、メンテナンスや修理の窓口となります。